スケボーで見沼代用水路

2017年9月17日
noteに掲載

朝は4時過ぎに起きた。出かける準備をする。30分からやや急いでスパゲティーをゆでて食べる。皿洗いをする。5時過ぎにリュックとスケボーを担いで家を出た。

秩父鉄道の武州荒木駅(羽生から3駅目)を降りたのが6時15分くらい。この駅から見沼代用水路は5分ほど。今日はここから川口まで下っていく予定だ。さっそく道を間違えて線路にぶつかり、対岸に移った。緑のヘルシーロードの案内を発見する。案内どおり進めばいいらしいが、あまり安心もできない。

川沿いをゆっくり進んでいく。道幅はあまり広くなく、人一人分の幅になってしまうこともある。舗装はよかったり悪かったり。ちょっとした小枝や木の実なんかもけっこう落ちている。

朝の散歩で使っている人もいて、ボードのガタガタ音が邪魔になるかなと思い、時折降りて歩く。天気は曇りだが、徐々に気温が上がっていく。サングラスや日焼け止めは不要だろう。

やはり舗装の荒れが目立ち、進みづらい。地面を蹴りまくる。息があがる。そういえば飲み物を持っていない。自動販売機がないだろうか。田んぼの真ん中を進んでいく。自販機なんてない。

結局8時半まで休憩なしで滑り続け、久喜・菖蒲エリアでコンビニに2軒寄った。スケボーをコンビニの入り口に置いていたら、スケボーで移動しているんですかと話しかけられた。スケボーはやはり珍しいらしい。ぼくもスケボー旅行者は見たことがない。

圏央道をくぐって更に南へ。ヘルシーロードが右岸へ左岸へとこまめに切り替わる。路面は反対側の車道のほうがいいような気もするが、期待して車道に入ってもガタガタしてがっくりする。

蓮田市内に入ると人が増えた。ウォーキング大会を開催しているようだ。担ぎが増える。コンビニに寄り、おにぎりを食べる。ランチは後回しだ。

東武野田線の線路を越す。大宮が近い。道幅がぐっと狭くなり、速度が落ちる。疲れが出てきて、バランスを崩すことが多くなった。ヘルメットはかぶっているが、事故はもちろん避けたい。

ついに武蔵野線の線路をくぐる。武蔵野線は川崎に帰るときに利用することが多いので、見たことのある景色が広がっていた。

ゴールも近いと思いたいが、ここへきてヘルシーロードはタイル状の路面となり、スケボーにはかなり苦しくなった。鬼の形相で歩く。この時点でかなり足が腫れていて、全然速く歩けない。

川口市内。なんか見たことのある交差点だなと思ったら、この間川口に友人を送ったときにクルマで通っていた。はやくゴールへと思うが、案内板でみるとまだもう少しあるようだ。

いつのまにかゴールの川口市立グリーンセンターを通り過ぎていた。スマホで地図を見ると埼玉高速鉄道の鳩ヶ谷駅が近いようだ。もう電車に乗ろうと思った。

鳩ヶ谷駅近くの和食ファミレスに入った。時刻はほどなく3時である。メロンソーダを飲み、とんかつを食べた。眠気に襲われる。コーヒーを頼んで、砂糖を2本入れる。

7時から横浜で用事がある。先に横浜に行ってしまってもいいが、さらに6キロ歩いて赤羽まで行きたいと思った。スケボーをリュックに差し、再出発する。

雨が降ってきた。コンビニで傘を買う。歩きはリーズナブルじゃないなと毒を吐く。足はボロボロでゆっくりしか進めない。少しずつ暗くなっていく。 ついに荒川まで来た。新荒川大橋を渡る。風が吹く。いつもは電車から見ている景色。感動的?日が暮れていく。

赤羽の商店街はにぎやかだ。駅のホームで栄養ドリンクを開ける。65キロの人力移動となった。それからぼくは屋上バーベキューに参加すべく、横浜へ向かった。